お題に挑戦！と、いうわけで･･･お題をお借りしてきて短文作成。
加筆も終わって、乙女街道まっしぐらだと思います＾ｐ＾

[1回]

　　　　　　　　
　　　　　　　　
　　　　　　　　～*＋*　片思いの終焉に７つのお題　*＋*～
　　　　　　　　
　　　　　　　　

お題元(COUNT TEN. http://ct.addict.client.jp/)

１．天気雨
まるでお天気雨のように降り注ぐ、気まぐれなアナタの言葉。
アナタの機嫌で決まるその言葉は私の気分を簡単に操って上下させる。
小さなことにも気付くアナタの褒め言葉に、うっそりと微笑んでみたり
些細なことでへそを曲げて怒り出すアナタの言葉に、笑みを貼り付けた下で泣いてみたり。
それでも、不意にアナタが伸ばす腕の温かさに、抱きしめるその優しさに
想われていると錯覚して、私はもう少しだけ･･･と願って酔いしれる。

お天気雨のように、何時止むとも知れない一方通行の恋の駆け引き。


２．言えなかったコトバ
寂しい･･･、哀しい･･･、苦しい･･･。
愛しい･･･、可愛い･･･、大好き･･･。
いえなかった言葉が心の中に降り積もって、重たくなる。
言いたかった言葉が心の中に積もり積もって、足を絡め取る。
アナタの視線の先には、もう私は居ない。
アナタの視線から逃げようとした私に、アナタが選んだのは決別。

仕方のないこと･･･。

それでも･･･この心の内を言葉にすることが出来ていたら、
少しは違う終わりがあったのかしら？

もう届かない、いえなかった言葉たちを吐き出しながら、
零れ落ちる涙を許容した。


３．嫌いになんてなれない
いっそ、嫌いになれたら楽なのにそう思えば思うほど苦しくなる。
嫌いになんてなれるわけがなくて、でもこのままずっと一緒に･･･なんて出来るはずもない。
私が望むモノと彼が望むモノ。
近いようで全く違うモノだったと今更気付いて、それでも言葉を紡ぐのを躊躇する。

出来るなら、彼の傍で。
出来るなら、彼の唯一になりたい･･･。
でも、望むモノ、見ているモノが違うからすれ違いに気付かないフリ。
苦しい、哀しい。

もっと早く私が気付いていれば、最低限の痛みで済んだのに･･･。



４．one more step
泣くだけ泣いたら、次のステップ。
まずは１歩、踏み出して。

弱くても良いじゃない、哀しいなら泣けばいい。
沢山泣いて、哀しいも苦しいも全部洗い流して、
それでも嬉しいや楽しいは消えたりしないから泣くだけ泣いて
心に溜まった負の感情を洗い流したら、前を向いて１歩踏み出そう。


５．君の手のひら
俯いて泣いていたとき、ふと出来た影にぴたりと涙が止んだ。
地面しか見えない視界に、差し出された君の手のひらが受け止めたのは最後の一滴。

「もう大丈夫」

聞こえた声に顔を上げたら優しい笑顔を見せる君が居た。
トクン･･･と、心臓が静かに鳴った気がする。
終わりの後には始まりがある･･･そんな言葉を思い出した夕暮れ


６．ひとりだけ
ひとりだけでいい･･･たったひとり、自分を受け入れてくれる人が居たら･･･。
本当は弱虫で、臆病で、他人なんて省みない醜い自分。
それでも、一人で居るのは辛すぎて誰かを求めてあがくけど最後の最後で逃げ惑う。
たった一人でいい･･･逃げ惑う私を捕まえて、その腕の中に閉じ込めて
大丈夫だよと言ってくれる誰かがいたら変われる気がするのに･･･。
そんな贅沢な望みを抱きかかえて、今日もまた一人、誰かを傷つけた。


７．さよなら、ありがとう。
どうにかしてすれ違う心を軌道修正して、めぐり合ったハズだった･･･でも、ただの勘違い
平行線な私たちがすれ違ったとしてもソレは交わるはずはなくて･･･。

それでも、貴方がくれた温もりは私を暖めてくれた。
それでも、貴方がくれた優しさは私を励ましてくれた。
最後まで傷つけて、その傷を癒すことは出来なかったけれど、貴方が大好きでした。
今でもきっと大好きです。
ただ、平行線のまま交わることなく進むことが出来ないだけ。
弱い私を許してとは言えないけれど、それでもこれだけは伝えさせてください。

ありがとう。さようなら。